慣習上、左側は借方、右側は貸方になります。

資産が増える場合の仕訳例

現金・預金などの資産が増える場合です。

借方:資産が増えた事実を書く|貸方:資産が増えた原因を書く

【例:10月3日に商品1万円を売上げた。代金がすぐに銀行口座に振り込まれた】

【日付 10/3】 借方:預金10,000円|貸方:売上10,000円

資産が減る場合の仕訳例

現金・預金などの資産が減る場合です。

借方:資産が減った原因を書く|貸方:資産が減った事実を書く

【例:8月9日に電気代4千円が銀行口座から引き落とされた】

【日付 8/9】 借方:水道光熱費4,000円|貸方:預金4,000円 【適用 電気代


負債が増える場合の仕訳例

借入金などの負債が増える場合です。

ちなみに、お金は貸方⇒借方に流れます。
借方(預金)が増加した原因は貸方(借入金)
に書かれています。

【例:6月1日に10万円を事業用に借り入れすぐに銀行口座に入金する】

【日付 6/1】 借方:預金100,000円|貸方:借入金100,000円 

負債が減る場合の仕訳例

借入金を返済して負債が減る場合です。

この場合もやはり、お金は貸方⇒借方に流れます。
借方(負債)が減少した原因は貸方(預金)
からお金が流れたからです。

【例:6月25日に借入金10万円を銀行口座から返済した。利子はつかなかった】

【日付 6/25】 借方:借入金100,000円|貸方:預金100,000円 


次は、
費用と収益の発生時の仕訳について
みていきます。

費用が発生する場合の仕訳例

費用が発生するときは、借方に記載します。

相手方の貸方は「資産の減少」もしくは
「負債の増加」を表します。


【例:8月9日に電気代4千円が銀行口座から引き落とされた】

【日付 8/9】 借方:水道光熱費4,000円|貸方:預金4,000円 【適用 電気代】

これは負債の増減とその理由を
書いたときの事例そのままです。

預金4,000円が減少した理由として、
水道光熱費という費用が発生したことが
表されています。

上のように、費用の発生は借方に記載
されています。

そして貸方には負債の増加か資産の減少が
記されることになります。


収益が発生する場合の仕訳例

収益が発生するときは、貸方に記載します。


【例:10月3日に商品1万円を売上げた。代金がすぐに銀行口座に振り込まれた】

【日付 10/3】 借方:預金10,000円|貸方:売上10,000円

これは、資産の増加とその理由を
書いたときの事例そのままです。

売上という収益が発生した事実は貸方に
記載されます。


まとめ

仕訳は、資産の増減を費用・収益の発生とともに
表したものです。
あまり難しく考えず、
わからなくなったら、今までの記事で挙げた
仕訳例を参考にしてみてくださいね。